消えかかる命
2014.12.03.Wed.20:00
えるが死んだら私生きて行けない・・・
この頃、ちっこい姉ちゃんの口癖になっていた。
えるの命の灯を消さないよう
家族みんなで協力して、家族みんなで考えて
それでも無情に時が過ぎて往く
たぶんみんな分かっていたことだけど
誰も口にすることがなかった。
だから私から言おう。
あのね、こんなこと言いたくなかったんだけど
えるの命、もしかしてもうすぐかもしれないね・・・
家族みんな小さく頷くだけだった。
そっか、みんな分かってたんだね。
10月のある日
短時間のバイトを終えたちっこい姉ちゃん
家に帰ると、立ち上がることが出来ずに糞尿にまみれた姿
泣きながらお風呂に入れてくれたっけ
あの姿を見て、もう長くないなって悟ったって

夜中に何度も息をしてるか確認し
えるが起きる度に声をかけ
吐いた場所を掃除し、それでも辛くはなかったな。
えるの方が私の何倍も、何十倍も辛かっただろうな。

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私もきっと良いお母さんになると思う。
生あるもの全てに優しい心を持って欲しいな